不動産売却における分筆について!メリットや方法も解説

不動産売却・買取・査定

わくわ くん

筆者 わくわ くん

不動産キャリア7年

【5月4週目 編集中】不動産売却における分筆について!メリットや方法も解説

「相続した土地が広すぎてなかなか買い手がつかない」、もしくは、現在お住まいの敷地のうち一部だけを手放したいとお困りではありませんか。
そのままの面積や形状では、価格が高額になりすぎて売却が難航することも多いですが、土地を複数に切り分ける「分筆」を活用することで、最適な条件で売却できる場合があります。
本記事では、不動産売却において重要な分筆の基本的な仕組みから、税金や使い勝手の観点から見たメリットとデメリット、手続きの流れについて解説します。
所有している不動産の資産価値を引き出して、少しでもスムーズに売却したいとお考えの方は、ぜひご参考になさってくださいね。

分筆とは

分筆とは

不動産売却における分筆を理解するには、主に分筆の定義や仕組みからおさえる必要があります。
まずは、分筆の基礎知識や一部売却の考え方について、解説していきます。

分筆の定義と仕組み

土地は登記簿上で「1筆」ごとに管理されており、売買や相続でもその単位が基準になります。
分筆とは、1筆の土地を2つ以上に分けて、それぞれを別の土地として登記し直す手続きです。
見た目だけ土地を区切っても、法律上は分筆したことになりません。
正式に分けるには、測量をおこなったうえで分筆登記を進める必要があります。
そのため、土地の一部だけを売却したい場合などには、分筆の仕組みを先に理解しておくことが大切です。

登記簿の変更と事例

分筆登記が完了すると、分けた土地ごとに登記簿が作られます。
面積や地目が個別に記録されるため、権利関係が整理しやすくなるでしょう。
地目とは、土地の用途を示す区分で、宅地や畑などの種類を登記上で明確にする表示です。
たとえば、500㎡の土地を250㎡ずつに分けた場合、それぞれが独立した権利の対象となり、売買の対象を明快に区切ることが可能です。
これにより、一方だけを売却したり、もう一方にのみ抵当権を設定したりできるため、資金計画の見通しが立てやすくなります。
また、分筆後は現況や利用目的に応じて地目変更を検討できるため、土地活用や売却方針を整理しやすくなります。

一部売却などの事例

分筆が活用されやすいのは、自宅の敷地の一部を残し、余った部分だけを売却するケースです。
使っていない庭先や空きスペースを切り分けて売ることで、住まいを維持しながら資産を活用しやすくなります。
また、相続した広い土地を分ける場面でも、分筆によってそれぞれが管理しやすい形に整えられます。
共有名義を避けやすくなるため、その後の売却や活用も進めやすくなるでしょう。
さらに、広い土地を分けることで、一般的な住宅用地として検討しやすい広さになる場合もあります。
このように、分筆は、土地の使い方や売り方の幅を広げる方法として活用されています。

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分筆を売却するメリットとデメリットの比較

分筆を売却するメリットとデメリットの比較

前章では、分筆の基本や必要性について述べましたが、実際に手続きを進めるべきか迷っていませんか。
ここでは、地目や税金などから見た、分筆のメリットとデメリットについて解説します。

購入希望者の層を広げる

分筆のメリットは、土地の広さや価格を調整しやすくなり、購入を検討する人の幅が広がることです。
たとえば、広い土地を分けることで、一般的な住宅用地として手に取りやすい価格帯に収まりやすくなります。
その結果、これまで予算面で検討が難しかった方にも、候補として見てもらいやすくなります。
また、区画ごとに使い方を分けやすくなるため、土地の活用方法に合わせた売り方もしやすくなるでしょう。
このように、分筆は売却しやすい条件を整えながら、販売の幅を広げる方法として役立ちます。

費用や期間の注意点

分筆には確定測量や登記申請が必要となるため、専門家への依頼費用や準備期間をあらかじめ見込んでおきましょう。
土地の状況によって異なりますが、測量と登記で数十万円程度かかるケースもあるため、事前に予算枠を決めておくことをおすすめします。
隣地所有者との立ち会いが必要な場合は、日程調整を含めて1〜3か月ほど見積もっておくと、全体のスケジュールが立てやすくなります。
また、道路との接し方や形状によっては、分筆後の区画が細長くなり活用方法が限られる可能性があるため、配分には工夫が必要です。
売却価格だけでなく、残す土地での駐車計画や建築計画もあわせて確認しながら、境界線を決めていきましょう。
スケジュールに余裕を持たせることで、売却活動全体が安定して進みやすくなります。

税負担と地目の変更

地目変更が必要かどうかは分筆後の利用目的によって変わるため、宅地化を考えている場合は早めに確認しておくことが大切です。
なお、地目変更とは登記上の用途表示を改める手続きであり、現況と登記をそろえることで将来の活用方針を整理しやすくします。
税金面では、売却益にかかる譲渡所得税だけでなく、保有部分の固定資産税も変わるため、全体像を比較する視点が欠かせません。
たとえば、200㎡のうち80㎡を売却すれば、手元資金を確保しつつ残地の管理範囲を整理でき、保有時の負担を軽減しやすくなります。
ただし、面積の配分によって評価額が変わる可能性があるため、税理士などの専門家へ早めに相談しておくようにしましょう。
メリットと注意点を比較し、ご自身の暮らしや目的に合った分け方を選んでみてください。

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分筆手続きの方法と専門家へ依頼するコツ

分筆手続きの方法と専門家へ依頼するコツ

ここまで、分筆のメリットや注意点を解説しましたが、実際の手続き方法や流れもおさえておきましょう。
最後に、分筆の手続き方法と専門家へ依頼する際のポイントについて、解説していきます。

手続きの流れと期間

分筆手続きは、登記事項証明書や公図を確認し、土地の状況や権利関係を整理するところから始まります。
そのうえで現地を調べ、境界標の有無や道路との接し方を確認しながら、分け方を固めていきましょう。
次に、隣地所有者の立ち会いのもとで境界を確認し、測量によって面積や境界線を明確にします。
その後、必要書類が整った段階で、土地家屋調査士が法務局へ分筆登記を申請します。
登記申請から完了までは、数週間ほどで進むことが多いです。
全体では、1か月半から3か月前後かかることが多いため、売却を見据える場合は早めに準備しておくと進めやすくなります。

調査士の費用相場

土地家屋調査士は、土地の表示登記を扱う専門家です。
分筆では、測量や図面作成、法務局への申請対応まで進めてもらえます。
費用は土地の広さや接道状況によって変わりますが、分筆登記まで含めて30万円~80万円程度が目安となります。
依頼する際は、見積もり書の中に、どの作業が含まれているかを確認しておきましょう。
あわせて、境界標の復元や官民協議などで、追加費用が発生するかも見ておくことが大切です。
事前に費用と対応範囲を把握しておくと、手続きも進めやすくなります。

境界立ち会いの注意点

境界立ち会いをおこなう際は、説明内容を書面で残し、立ち会い日や確認事項を事前共有しておくと、当日の進行がスムーズになります。
売却予定日から逆算して早めに専門家へ依頼すれば、買主との契約調整にゆとりが生まれ、準備全体を整えやすくなるでしょう。
また、専門家に売却の目的や残地の使い方まで伝えておくことも重要です。
適切な形状や申請順序を含めた提案を受けやすくなり、判断に迷うことが少なくなります。
立ち会い前には、資料の写しや希望の分け方を整理しておき、相談内容を明確にして関係者との確認を進めていきましょう。

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まとめ

土地を分割して別々に登記する分筆は、敷地の一部売却や相続時の権利整理に役立つ手続きです。
面積や価格を調整して購入希望者を増やせる一方で、測量費や登記費用、税負担の変化には注意が必要です。
完了まで1か月半から3か月ほどかかるため、目的を整理して、早めに土地家屋調査士へ相談すると進めやすくなります。

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