
人が住んでいても売却できる?
焼津市の不動産売却ガイド
焼津市の古家は
人が住んでいても売却できる?
居住中・親族居住・賃貸中・共有名義など、状況別の進め方と、売却前に確認したい注意点をわかりやすく解説します。
はじめに
古い実家に親が住んでいても、売却の相談はできる?
相続した家に兄弟が住み続けている場合はどうする?
人に貸している古い住宅でも売却できる?
焼津市で古い住宅や相続した実家を所有している方の中には、このようなお悩みを抱えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
人が住んでいることだけを理由に、不動産を売却できないわけではありません。
ただし、誰が・どのような権利で住んでいるかによって、確認する内容や適した進め方が変わります。
所有者本人、親や兄弟などの親族、賃貸借契約のある入居者など、居住者の立場はさまざまです。さらに、共有名義や長屋・連棟式住宅では、権利関係、境界、接道条件などの確認も必要になることがあります。
まず結論|人が住んでいる古家でも売却を検討できます
「人が住んでいる家は、空き家にならないと売れない」と思われることがありますが、必ずしもそうではありません。
所有者本人が住んでいる住宅では、売却活動をしながら住み続け、売買契約後に決めた引渡し日までに引っ越すという進め方があります。
親族が住んでいる住宅でも、所有者と居住者が今後について話し合い、退去時期などを整理したうえで売却を検討できます。第三者へ賃貸している住宅も、契約内容を確認したうえで、入居者がいる状態のまま売却する方法があります。
つまり重要なのは、「人が住んでいるかどうか」より、「誰が・どのような権利で住んでいるか」を確認することです。
焼津市の古家を売却する前に確認したい5つのポイント
古い住宅では、一般的な中古住宅と比べて確認項目が増えることがあります。まずは、次の5点を整理してみましょう。
誰か
誰か
同じか
ないか
どうか
① 現在の所有者は誰になっている?
まず確認したいのが、不動産の名義です。「親から相続したつもりだったけれど、登記名義は亡くなった親のまま」というケースもあります。
相続した不動産については、2024年4月1日から相続登記の申請が義務化されています。原則として、不動産を相続によって取得したことを知った日から3年以内に申請する必要があります。2024年4月1日より前の相続で、まだ相続登記をしていない不動産も対象です。
② 現在、誰が住んでいる?
所有者本人、親、兄弟姉妹、その他の親族、賃貸借契約を結んでいる入居者、契約を結ばず無償で住んでいる親族など、住んでいる人によって必要な話し合いや確認事項が変わります。
居住状況別|売却の進め方はどう変わる?
所有者本人が居住
住みながら販売活動を行い、契約で定めた引渡し日までに転居する方法があります。
親・兄弟などが居住
居住者の理解を得ながら、退去時期や引っ越し先、引渡し可能時期を整理します。
第三者へ賃貸中
契約内容を確認し、入居者がいるまま収益物件として売る方法などを検討します。
所有者本人が住んでいる場合
現在自分が住んでいる家でも、売却活動を行うことはできます。この場合に重要なのが、売却と住み替えのスケジュールです。
- 今の住宅を売却してから新居を購入する
- 先に新居を確保してから現在の住宅を売却する
- 売買契約後、一定期間を設けてから引き渡す
「売却を開始したら、すぐに出ていかなければならない」というわけではありません。引渡し日は売主と買主の合意によって売買契約で定めるため、売却価格だけでなく「いつ引っ越せるのか」も考えておくことが大切です。
親や兄弟などの親族が住んでいる場合
相続した実家などでは、「所有者は自分だけれど、親や兄弟が住んでいる」というケースがあります。例えば、相続した家に母親が住み続けている、兄弟の一人が実家を使用している、親族へ無償で貸している、といった場合です。
売却手続きだけを進めるのではなく、現在住んでいる方と今後について話し合いましょう。
- いつまで住む予定なのか
- 引っ越し先はどうするのか
- 売却することについて理解を得られているか
- 引渡し可能な時期はいつか
家族や親族が関係する不動産では、「売れるかどうか」と「家族としてどうするか」を分けて考えることも大切です。
賃貸中の古い住宅も売却できる?
昔住んでいた家をそのまま貸している、相続した家を知人に貸している、といった賃貸中の住宅も売却を検討できます。
まず、次の資料や状況を確認しましょう。
- 賃貸借契約書と契約期間
- 現在の家賃と更新条件
- 敷金などの預り金
- 修繕履歴
- 家賃滞納の有無
入居者がいる状態のまま売却し、買主が新しい賃貸人となるケースもあります。この場合は、一般的な「自分で住むための中古住宅」ではなく、賃料収入を得る収益物件として購入者を探すことも考えられます。
長屋・連棟式住宅は、普通の戸建と確認点が異なります
昔からある住宅の中には、複数の住宅が壁などを共有して連続して建つ「長屋」「連棟式住宅」があります。一般的な独立した戸建と比べ、次の点を確認する必要があります。
- 建物全体を所有しているのか、一部分だけを所有しているのか
- 土地は単独所有か、共有部分があるか
- 隣家との境界や建物のつながりはどうなっているか
- 建物を切り離せるのか
- 接道条件を満たしているのか
「現在、建物が建っている」ことと、「同じ建物をもう一度建てられる」ことは同じではありません。
古い住宅や長屋は、道路の種類・幅員・接している長さなどを確認し、建替えの可否や利用方法を個別に調べる必要があります。
建築基準法では、原則として建築物の敷地は一定の道路に一定以上接する必要があります。ただし、具体的な判断には道路の種類や敷地条件、特例なども関係するため、物件ごとの確認が必要です。
共有名義の古家はどうする?
相続などによって、土地や建物が兄弟など複数人の共有名義になっているケースがあります。例えば、父親から相続した住宅を、兄・弟・妹の3人で3分の1ずつ所有している状態です。
共有不動産全体を売却するには、基本的に共有者同士で売却について意思をそろえる必要があります。「自分は売りたいけれど、ほかの共有者は売りたくない」という状態では、そのまま不動産全体を売却することは難しくなります。
- 誰が、どの持分を所有しているか
- 売却について共有者の意見が一致しているか
- 誰が連絡や手続きの窓口になるか
共有状態にある場合は、早い段階で登記内容と共有者の意思を確認しましょう。
古家だからといって「先に解体」が正解とは限りません
古い家を見ると、「壊して土地にしたほうが売れるのでは?」と思うかもしれません。しかし、売却方法は一つではありません。建物の状態、土地の条件、費用、希望時期を踏まえて比較することが大切です。
| 売却方法 | 概要 | 検討しやすい状況 | 主な注意点 |
|---|---|---|---|
| 中古住宅として売却 | 建物を住宅として評価し、現況または補修条件を示して販売します。 | 建物を引き続き利用できる可能性があり、住宅として探す購入者が見込める場合。 | 建物状態、契約不適合責任、設備状況などの説明が重要です。 |
| 古家付き土地として売却 | 建物を残したまま、土地の利用を中心に購入者を探します。 | 解体前に市場へ出したい場合や、買主側で利用・解体を判断してもらう場合。 | 解体費の扱い、建物の状態、引渡し条件を明確にします。 |
| 賃貸中のまま売却 | 入居者との契約を引き継ぐ収益物件として販売します。 | 賃貸借契約が継続し、家賃収入を重視する購入者へ提案できる場合。 | 契約内容、家賃、敷金、修繕・滞納状況の確認が必要です。 |
| 解体後、更地で売却 | 売主側で建物を解体し、土地として販売します。 | 建物利用が難しく、更地のほうが土地の使い方を伝えやすい場合。 | 解体費、残置物、税負担の変化、再建築条件を事前に確認します。 |
| 不動産会社による買取 | 条件が合う場合に、不動産会社が直接買主となる方法です。 | 販売期間を抑えたい場合や、片付け・建物状態に課題がある場合。 | 一般の買主へ仲介で売る場合と価格・条件を比較しましょう。 |
※上表は一般的な比較です。売却の可否、価格、期間、費用は物件条件や契約内容によって異なります。
解体費用を支払う前に、現況のまま売る場合と、解体してから売る場合を比較することをおすすめします。古い住宅でもそのまま利用したい購入者が現れる可能性がある一方、老朽化が大きい場合は土地利用を中心に考えたほうがよいケースもあります。
契約を確認
接道を確認
比較
整理
方針を決定
焼津市で古家を売却するときに確認したい地域条件
焼津市にはJR東海道本線の焼津駅・西焼津駅があり、東名高速道路の焼津ICや大井川焼津藤枝スマートICもあります。また、市の人口統計は、焼津・豊田・小川・東益津・大富・和田・大井川の地区別にも公表されています。
同じ焼津市でも、物件ごとに条件は異なります
- 駅からの距離・幹線道路へのアクセス
- 前面道路の幅や接道状況
- 土地の形状・用途地域
- 周辺施設・駐車スペース
- 建替えや土地利用の条件
そのため、「焼津市の古家だから○○万円」と単純に考えるのではなく、その場所・その土地・その建物なら、どのような売り方が考えられるかを見ることが大切です。
相続した古家は「まだ売るかわからない」段階でも整理を
焼津市は「焼津市空家等対策計画」を策定し、空き家対策を進めています。住宅が空き家になると、建物の老朽化、雑草や庭木、雨漏り、害虫、防犯、遠方からの管理などが負担になる場合があります。
だからといって、相続したらすぐ売らなければならないということではありません。まずは、次の選択肢を整理してみましょう。
- 売却する
- 家族が住む
- 賃貸する
- しばらく所有・管理する
- 条件が合えば買取を検討する
「今ならどのくらいの価値なのか」を知っておくことも、今後の判断材料の一つになります。
焼津市の古家売却なら、わくわく不動産へ
わくわく不動産株式会社では、焼津市を中心に、土地・戸建・中古住宅・マンション・古い住宅・空き家などの不動産査定・売却についてご相談を承っています。
査定は無料です。実際に物件を確認し、周辺の類似事例や物件条件などを比較しながら査定価格をご説明します。また、条件が合う場合には、不動産会社による「買取」という方法をご提案できることもあります。
「相談していい状態かわからない」という段階でも大丈夫です。
親族が住んでいる、古すぎて売れない気がする、名義がよくわからない、長屋なので普通の住宅と違う——そのような場合も、現在の状況を整理するところから始められます。
焼津市の古家・居住中物件に関するよくある質問
現在自分が住んでいる家でも売却できますか?
はい。居住しながら売却活動を行い、売買契約で決めた引渡し日までに引っ越す方法があります。住み替えを伴う場合には、売却と新居探しのスケジュールをあわせて検討しましょう。
親が住んでいる実家を売却できますか?
所有者が誰なのか、親御様がどのような形で住んでいるのかなどによって異なります。売却する場合には、所有者だけでなく、現在住んでいる方とも引っ越し時期などについて話し合う必要があります。
人に貸している古い家も売却できますか?
賃貸中のまま売却する方法があります。ただし、賃貸借契約や敷金、契約期間などを確認する必要があります。入居者がいるからといって、自己判断で退去を求めることは避けましょう。
兄弟との共有名義ですが売却できますか?
共有不動産全体を売却する場合には、共有者全員の意思確認が重要です。まず登記内容を確認し、誰がどの持分を所有しているのか整理しましょう。
かなり古い家ですが、解体しないと売れませんか?
必ずしも解体が必要とは限りません。中古住宅・古家付き土地・買取・更地売却など複数の方法が考えられるため、解体する前に比較することをおすすめします。
接している道路が狭いのですが売却できますか?
道路が狭いからといって、直ちに売却できないわけではありません。ただし、接道状況は建替えや土地利用に影響することがあるため、道路の種類や幅員、接している長さなどの確認が必要です。
まとめ|「人が住んでいるから売れない」と決めつけず、現在の状態を整理しましょう
焼津市の古家や長屋に人が住んでいる場合でも、売却を検討できるケースがあります。ただし、状況によって適した進め方は異なります。
- 誰が所有しているのか
- 誰が住んでいるのか
- 賃貸借契約はあるのか
- 共有名義になっていないか
- 道路・接道・建替え条件はどうなっているか
特に古い住宅では、「古いから解体する」「人がいるから売れない」「長屋だから値段がつかない」と最初から決めつけないことが大切です。
現在の不動産の状態と権利関係を確認し、現況での売却、古家付き土地、賃貸中の売却、解体後の土地売却、買取などを比較してみましょう。
焼津市の古家・長屋・居住中物件について
まずは状況をお聞かせください
売却を決めていない段階でもご相談いただけます。物件の状態、名義、居住状況、希望時期を整理し、考えられる売却方法をご案内します。
〒425-0041 静岡県焼津市石津803番地の3
サンハイツ協和205号室
9:00~19:00
定休日:水曜日
参考情報
本記事について
本記事は2026年9月時点で確認できる公的情報および一般的な不動産売却の考え方をもとに作成しています。賃貸借、共有、相続、建築・接道条件などは、個々の契約内容・登記・物件条件によって判断が異なります。
登記については法務局・司法書士、法律問題については弁護士、税務については税務署・税理士など、必要に応じて専門機関・専門家へご確認ください。

